注文住宅に設置するキッチンの選び方のポイントについて解説!

公開日:2023/03/15  最終更新日:2023/02/07

注文住宅を決めるとき、キッチンはどのように選べばいいか悩む人は多いです。キッチンの種類、どこを注意して選べばいいのかなど、疑問点はたくさんあります。この記事では、キッチンの種類・特徴から選び方のポイントをご紹介。さらに、よくあるキッチン選びの失敗についても解説しているので、参考にしてみてください。

キッチンの種類ごとの特徴

キッチンにはさまざまな種類があります。それぞれに特色は違うため、注文住宅を決める際にはキッチンの種類を把握することが大切です。ここでは、キッチンの種類と特徴について見ていきましょう。

効率的に作業できるI型キッチン

シンクや調理台、コンロが一直線に並んだキッチンです。多くは壁付けにされており、材料を切ってフライパンを使うという動線ができあがっているので、作業が効率よくできます。

また、狭いスペースでも設置が可能で、ほかのキッチンのタイプと比べて費用が安いことも特徴です。ただし壁付けタイプの場合、家族の様子が見えない、来客からキッチンが丸見えといったデメリットもあります。

作業スペースが広いⅡ型キッチン

調理台とコンロを壁付け、作業台とシンクをカウンターに設置したセパレートタイプのキッチンです。Ⅰ型と比べて作業スペースが広くなり、子どもと一緒に料理を楽しんだり複数人で作業したりするなど、みんなで楽しみながら料理ができます。

また、2つのキッチンが設置されることで収納スペースも多く確保され、料理に必要なものをキッチンの近くに片付けられます。ただし、設置には広い場所が必要だったり、体の向きを変えながらの作業をしたりするなどのデメリットがあります。

移動距離を短くしたL型キッチン

コンロや調理台、シンク、作業台をL型にしたタイプのキッチンです。壁付け、対面どちらでも設置できるため、設置場所によって諦めなくてはいけないということはありません。

L型キッチンのメリットは作業・コンロの場所が近いため、効率よく作業ができることです。さらに、コンロとシンクが90度で向き合っているので、移動距離が短くスムーズな調理が可能です。デメリットは、広い設置場所が必要だったりコーナー部分の収納が難しかったりすることが挙げられます。

料理好きにおすすめのU型キッチン

「U」の字にしたタイプのキッチンです。コの字型ともいいます。調理台や作業スペースが広いため、ストレスフリーで調理を楽しめるため、料理が好きな人におすすめです。

また、コンロやシンクなどが近くにあるので、移動が短くサッと別の作業ができるという特徴もあります。まとまり感があることで、スタイリッシュに見えてスッキリとした印象を与えます。デメリットは設置面積を大きく必要とすることです。

みんなで料理できるアイランドキッチン

昨今、注目を集めているアイランドキッチンは、キッチンから壁から離して独立した場所に設置したキッチンを指します。開放感があることで、リビングとのまとまり感が生まれて見た目がスッキリするでしょう。

また、おしゃれな雰囲気もあることで、キッチンらしさをなくしてインテリアの一部としても活用できる点が魅力です。デメリットはスペースが限られる、来客からキッチンが丸見え、収納スペースが少ないことが挙げられます。

料理をしながら家族との会話を楽しめるペニンシュラ型キッチン

ペニンシュラ型キッチンとは、1型キッチンをカウンターの側面に取り付けたものです。対面キッチンになるため、コミュニケーションが取りやすく、調理しながら家族の会話を楽しんだり、子どもの様子を確認したりできます。

さらに、キッチンの片方を壁付けしているので、精米スペースでも設置可能です。同じ対面キッチンのアイランドキッチンは、調理の様子が丸見えですが、ペニンシュラ型キッチンは手元を隠せるため、ほかの人に作業中の手元を見られる心配がありません。デメリットは収納スペースが少ないことです。

注文住宅に設置するキッチンの選び方のポイント

毎日使うキッチンだからこそ、失敗はしたくないものです。注文住宅でキッチンを設置する際は、以下の点に気をつけて選びましょう。

身長に合わせる

よくキッチンに立つ人の身長に合わせた高さのキッチンにしましょう。低すぎると腰を痛めたり、高すぎると首を痛めたりする場合があります。キッチンの高さの目安として、(身長÷2)+5cmで、計算できるので、必要とする高さを調べておきましょう。

作業スペースの確保

せっかく理想のキッチンにしても、作業スペースが狭ければストレスが溜まります。どのくらいの作業スペースを必要とするのか考えることが大切です。一般的には、幅75cm以上のスペースが確保できれば調理しやすいですが、たくさん料理する人やパン作りなど場所を取る作業が多い人は、それ以上の幅を設定しましょう。

機能性を考えた素材

汚れを簡単に拭き取れる人造大理石、傷ができても目立ちにくいステンレスなど、素材によって強みは異なります。大理石であればカラー、デザインが豊富で自分好みのキッチンが完成でき、ステンレスは熱にも強くシックな雰囲気に仕上がりますよ。

余裕のある収納スペース

キッチンだけでなく収納スペースの確保も大事です。収納スペースが狭いと、片付けられるものも限られてくるため、キッチンから離れた収納棚に何度も取りに行く作業が増えるかもしれません。余裕を持った収納スペースを決めておきましょう。

注文住宅のキッチン選びでよくある失敗

キッチン選びでよくある失敗は高さです。一般的な高さは850mmですが、身長によってちょうどいい高さは人それぞれ違います。面倒だからと、一般的な高さにすると、作業がしんどく感じるかもしれません。住宅展示場やモデルハウスでさまざまなキッチンの高さを試して、自分にぴったりのキッチンを選びましょう。

そのほかに、デザインばかりを気にして素材の特徴を把握できていないことも、よくある失敗です。人工大理石やステンレスにはそれぞれのメリット・デメリットがあります。とくに人工大理石はデザインが豊富なため見た目重視で決めがちです。

しかし、ステンレスよりも耐久性は下になるため、偏食などの問題が起きるかもしれません。悪い点も把握した上で、素材を選ぶことが大切です。

まとめ

注文住宅をする際、悩みやすいキッチンですが、キッチンの種類や特徴を理解してから選ぶと失敗のリスクが軽減されます。また、キッチンを選ぶときはキッチンに立つ回数が多い人の身長の高さに合わせましょう。そうすることで、長時間キッチンに立っていても体の疲れを感じにくくなります。

住宅展示場などに行き、どのぐらいの高さが自分に適しているのか確かめたり、(身長÷2)+5cmで最適な高さを調べたりするなど、ぴったりのキッチンを見つけましょう。

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