注文住宅と建売住宅の違いはどんなところ?双方のメリット・デメリットを知ろう!

公開日:2023/07/15  最終更新日:2023/05/29


マイホームを建てると決めた場合、注文住宅と建売住宅のどちらの方がよいか迷っている人が多いでしょう。本記事では、注文住宅と建売住宅のメリット・デメリットを紹介しています。あなたにはどちらの方がおすすめか、目安になるポイントも紹介しているので、自分に合った方を知りたい人は参考にしてください。

注文住宅を購入するメリット・デメリット

注文住宅とは、自分で間取りなどを自由に設計できる住宅のことです。吹き抜けや、オープンキッチンがよい、バリアフリーを取り入れたいなど要望や理想をかなえられるでしょう。そんな注文住宅のメリット・デメリットを紹介します。

注文住宅のメリット

注文住宅は、間取りや外観の形状、建材、デザインなど細かい部分など、自分の要望を高いレベルでマイホームに反映させられることが1番のメリットです。費用は建売住宅と比べると割高ですが、こだわりがあまりないところはグレードを下げてコストダウンで建築費をコントロールできます。また、契約が確定してから建設が始まるので、建築段階から自分の目でチェックできます。そのため、建設中に気になるところや欠陥工事を防げます。

ほかにも太陽光発電やZEH住宅、バリアフリーなど将来性を見据えた住宅の場合、資産価値が高くなるでしょう。初期費用は建売住宅よりもかかってしまいますが、長い目で見るとプラスになるのも注文住宅ならではの魅力です。

注文住宅のデメリット

夢が膨らむ注文住宅ですが、よいところばかりではありません。デメリットを知っておくことで、対策できるので理解しておきましょう。注文住宅は、こだわりを入れるほど建築費は高くなります。メンテナンス不要などのよい建材やグレードが高いものを選べるのがメリットな注文住宅ですが、コストは上がってしまいます。

また、理想と完成した家のイメージに相違が出ないよう、画像やシミュレーションを用意してくれるハウスメーカーもあります。こだわりを詰めて理想の家にしたものの、無理な資金計画で暮らしが苦しくなってしまっては本末転倒です。注文住宅を希望の場合は、優先順位を決めて予算オーバーにならないよう注意しましょう。デザインと実用性のバランスを考えながら、家づくりすることが大切です。

建売住宅を購入するメリット・デメリット

建売住宅とは、土地と建築済みの建物がセットで販売されている住宅のことです。分譲住宅も同じ分類となります。建売住宅のメリット・デメリットを紹介します。

建売住宅のメリット

建売住宅は建材などを大量発注するため、仕入れ価格を抑えやすいです。そのため、注文住宅より手ごろな価格になります。すでに建築されていて、実際に見られるので、イメージも湧きやすいです。思っていたのと違ったというリスクも減らせるでしょう。

注文住宅のようにこだわりを反映させられませんが、建売住宅は万人受けのデザインになっているので、自分の好みに合った住宅を見つけることが大切です。また、購入を決めたらすぐに入居できるので、子どもの転入手続きや転勤など都合がある人でも、生活設計が立てやすいことがメリットです。

建売住宅のデメリット

建売住宅は、ほとんどが似たような外観なので、こだわりがある人にはおすすめできません。また、一定の広さの土地に効率的に住宅を建てる目的から、隣家との距離が近くなるデメリットもあります。

そして、建売住宅はすでに建設されているので、土地がどのような状態だったか、欠陥工事など建築工程を見られません。安心できる会社の見極めも必要となります。また、住宅購入を検討している人が見学できるので、家の内部を知っている人がいるということです。

購入するなら注文住宅と建売住宅どちらがおすすめ?

注文住宅と建売住宅それぞれにメリット・デメリットがあり、その人によって重要視するところが違うので、人によっておすすめは違います。おすすめのタイプの特徴を紹介するので、自分が当てはまる方を参考にしてください。

注文住宅に向いている人

・間取りや住まいに理想やこだわりある
・入居まで時間や手間をかけられる
・家づくりを家族と楽しみたい

注文住宅に魅力を感じる人は、間取りや外観、内装や住宅設備について希望が強い人が多いでしょう。細かいところまで考えて決めるのは大変ですが、自分や家族と決めることでマイホームに愛着も湧きます。手間や時間を苦と考えずに、家族で家づくりを楽しめる人におすすめです。

建売住宅に向いている人

・手間やコストをあまりかけたくない
・早く入居したい
・隣家との距離はあまり気にしない

コストを抑えて住宅購入を優先したい人や、転勤や家族の事情で労力や時間をかけられない人は建売住宅がおすすめです。建売住宅も一般的な外観や間取りで、個性はありませんが、万人向けなので希望が強くなければ気にならないでしょう。隣家との距離は、どのような年齢層の家族が多いかなど、購入前に心地よい環境か見ることが大切です。

住宅購入の際に確認するべきポイント

住宅購入するときに、確認しておくべきポイントを紹介します。家を購入するときは、近隣の人や学校、公園、スーパーなど生活に必要な施設が揃っているか確認が必要です。また子どもがいる場合、治安のよさもチェックしておきましょう。

住宅購入は賃貸と違い、固定資産税やメンテナンス費用などがかかります。今までかからなかった費用なので、事前におおよその金額を把握し、資金計画してから住宅購入を検討してください。住宅には住宅瑕疵担保履行法という法律があり、もし住宅の欠陥が見つかった場合、補修など行う責任が義務付けられています。しかし、期間が10年間なのでその後のケアにも力を入れている業者を選ぶと安心でしょう。

まとめ

注文住宅は、間取りや外観など自分のこだわりや理想の家にできたり、建設段階を見て安心できたりするメリットがあります。一方で、どうしても費用が高くなったり、イメージと実物の違いがでてきたりすることがデメリットです。建売住宅は、コストを抑えられ入居が早くできるなどのメリットがあります。

しかし、個性がなく建設段階が見られないなどがデメリットです。両方のメリット・デメリットを知っておくことで対策や後悔しない家づくりにつながるでしょう。自分の譲れないところを決めて満足できる住宅を選ぶことが重要となります。注文住宅と建売住宅で迷っているあなたが、自分に合った方法を選ぶ参考になれば幸いです。

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